ちょっくら       現実逃避してきます。                                                        
by otoichi
カテゴリ:ドキュメンタリー( 2 )
はちみつ色のユン

肌の色って?家族って?
そして、ぼくは誰?


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映像★★★★★


1960年代から70年代、朝鮮戦争後の韓国
親を失った20万人の孤児たちは国際養子としてヨーロッパへ養子に出されていた

戦争で親を失ったり、私生児を嫌うという風習から捨てたれた子供たちである
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アジアからヨーロッパ
顔だちも、髪の色、瞳の色もまったく違う家族の元へ子供たちは養子に出されていった


推定5歳
肌の色:はちみつ色


ベルギーの一家に引き取られたユン
その家はすでに4人の子供がいたが、父と母はユンを我が子と同じように育てる
外見の全く違う兄妹たちもユンを可愛がってくれる
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ユンは戸惑いながらも
お腹いっぱい食べられる
温かい布団で寝られる
おもちゃがある

そんな幸せを生れて初めて味わい
次第に母国語を忘れフランス語を覚えていった
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しかし、生母への慕情は消えることはなく
幻影を絵に描くことによって才能を開花させていく
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そして、家族は新たな韓国からの女の子ヴァレリーを迎え入れる 
今でも自分の居場所を探し、母の愛が欲しい
それなのに幼いヴァレリーは母を独り占めしてしまう
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思春期に差し掛かったことをきっかけに
ユンは自分のアイデンティティを探し求め始める
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* * * * *


毎週「テレビでフランス語」という番組を見ていたら紹介された一本
ちょうど下北でやってたので観てきた

シアターはミニのミニで学校の視聴覚室みたいなところ
でもそんなマイナーな感じがけっこう好き
お客さんは私含め7人だった
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当時養子に出された子供たちは今、30代から50代
自分はいったい誰なのか?

監督はこう語る
僕は半分アジア人でヨーロッパ人
どこへ行っても外国に来たような気がする
ヨーロッパではアジア人に見られ、韓国では韓国人なのか?と

アイデンティティの喪失によって精神を病んでしまったり
自暴自棄になってしまった人も多いという


長い間、自分を捨てた国に怒りの感情を持っていた
韓国人であることを否定したくて
日本人になりたいとさえ思った
(インタビュー記事より)



重いテーマではあるが、アニメーション、8mmフィルム、現代
3種類の映像が組み合わさっており
暗い時代背景などは緩和され
最後は心温かくなるドキュメンタリー
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映画館に飾られていた絵コンテ
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番組インタビューでは素敵な言葉があったので
それは写真ブログの方で今度紹介したいと思います

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■ 原題:Couleur de peau:Miel
■ 監督:ユング・エナン/ローラン・ボワロー
■ 2012年 フランス/ベルギー/韓国/スイス
■ 言語:フランス語 
■ 75min 
■ 下北沢Tollywoodにて鑑賞

【受賞】
・36回 アヌシー国際アニメーションフェスティバル 観客賞&ユニセフ賞


  
※映画賞概要はコチラ


写真ブログも見てね!
Sense of Wonder
http://arumok.exblog.jp/
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by oto_ichi | 2013-02-25 19:51 | ドキュメンタリー
イラン式料理本
文化の違いにびっくり

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宗教度★★★★★
料理★★★
異文化★★★★



どんな料理が出てくるのかなぁと思って観てみましたが
コンセプトはそこじゃないのかな?

でも興味深い内容で、ドキュメンタリーなのでイスラム文化を見るにはおもしろかった。

監督が自分の家族や友人家庭の女性達に目を向け
彼女たちの台所仕事や家庭料理を記録したドキュメント。

あらゆる年代の女性が登場し、食事の支度をしながら語る本音トークがおもしろい。

国によるとは思うけれど、イスラム圏というと女性にとっては戒律が大変厳しいというイメージを持ちがちだ。
しかし、彼女たちは私たちが想像するよりもずっと自由だし明るい。

そしてどこの家庭でもかならずヨーグルトを食べていたのは新たな発見だった。


<監督の母親>
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旦那、男ばかり5人の子供、姑の食事の支度を毎日一人でする。
昔は親族11人分作っていたそうだ。

4時間も5時間もかけて伝統料理を手作りしても、現代の若い息子達は良い顔をしないし、料理もたいして減っていない。
「パスタやファーストフードの方が大喜びなのよ」と母親は呆れながら語る。

どこの国でも若者にファーストフードは人気なようだ。
この葉っぱでくるんで蒸したのなんて美味しそうだけどなぁ。
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この家庭では旦那さんも少しだけ支度を手伝っていて、
母親はお姑さんにも旦那にもハッキリとものをいう女性で快活明朗、イランの肝っ玉母ちゃんであった。


<監督の妹>
双子の男の子を持つお母さん。
大家族に嫁いだらしく毎日何人分?(わからない)の食事を作る。
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昼の11時くらいから作り始め、2時くらいには出来るわ と言ったものの出来上がったのは5時すぎだった。
横で双子が戯れて、その面倒を見ながらの大勢分の料理は大変だ。
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そして、食べ終わっても誰も片づけを手伝ってくれない家庭のようだった。
子供に手伝って と言っても父親が手伝わせないので子供も言うことをきかない。


<監督の友人の母親>
この女性は100歳近くでもう料理はしない。
タマネギスープの作り方は?と聞かれると
「忘れちゃった♪」
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おちゃめである。

驚くことに9歳で40歳の男性に嫁いできたそうだ。
お嫁にきた時はまったく何も出来なくて、姑に一から教えてもらうが
失敗したり不味かったりすると旦那にぶたれたりした と語った。
が、やはりこの年代の女性にとっては特にそれが何でもないことのようだった。


<監督の友人たち>
ラマダンの後はごちそうを食べるので、その支度をする女性達。
みんな楽しそうにおしゃべりしながら料理の説明や作り方を語る。
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たまにグチが入っておもしろい。
サフランライスみたいのが美味しそうだった。
やはりここでも5~6時間かけての料理を数十分で食べ終えてしまうのだからなんとも、あっけない。

ごちそうがいっぱい。
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<監督の妻>
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若くて美しい女性だった。

監督の母親の台所とは違い、物がなくてスッキリ。
何故かって料理をしないからだ。
食事はほぼ缶詰かインスタント。
夜の10時にお客を7人も連れてきた方が悪い と言って怒っていた。
ご飯を炊くのも炊飯器。「だってこの方が美味しいの」
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なんで男は何もしないで女性ばっかり・・・!と彼女はカメラの前で溜まった不満を夫にぶつけていた。
現代の働く女性達からしたら、うんうん、そうだそうだ!と言われることばかりである。

撮影時もパーティをやっていた様だが、料理はすべて缶詰で
終わった後の食器はそのままで部屋は暗くなった。
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文化は違えど、世代の違いと近代化というのはどこの国でも一緒のようだ。
あの全身を覆うベールのような長いものをまといながらの料理は大変そうだし、
火が付きそうで見ていて恐かった。
やはり若い女性達は年配のお母さん達に比べて軽装。


最後エンドロール

妻は僕と離婚。
妹も離婚。
会場爆笑。


離婚て出来るんだー。
と思ったのが素直な感想です。



写真ブログもやってるから見てね!
Sense of Wonder



■ 原題:IRANIAN COOKBOOK
■ 監督:モハマド・シルワーニ
■ 脚本:モハマド・シルワーニ
■ 出演:一般家庭イラン人女性達
■ 2012年 イラン ■ 72min 
■岩波ホール
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by oto_ichi | 2012-11-02 20:04 | ドキュメンタリー


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