ちょっくら       現実逃避してきます。                                                        
by otoichi
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きっとここが帰る場所

心が帰る場所

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哀愁★★★★
ユーモア★★★★
音楽★★★★★


ショーン・ペンはやっぱりすごい。

話し方、風貌、歩き方全てが鬱傾向のロックスターだった。
ショーン・ペンはデッドマンウォーキング(1995)を観てから好きになってしまった。


かつて人気を博したシャイアン。
若い頃に書いた曲によって若い兄弟を自殺へ導いたことから、音楽界から去ることになった。
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消防士の妻と犬と共に豪邸で暮らす彼だが、つねに自閉的である。
しかしシャイアンの心はピュアだった。
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ある日彼の元に、父親の危篤の知らせが届く。
30年間連絡を取ることはなかった父である。

臨終に間に合わなかったシャイアンだが、ユダヤ人である彼の父親はかつての戦争で
ナチのSS隊員からホロコーストで屈辱を受け、そのナチ隊員の男を生涯追い続けていたことを知る。

シャイアンは父の遺志を継ぎ、その男を捜す旅に出るのであった。
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元ロックスター と ホロコースト
一見まったく違う世界ではあるが、過去を持つ男というところで共通性と言えるであろうか。

「ある謎に対して、答えを見つけることが重要なのではなくて、問題について問い続けることこそが大切なのだと思います。」

という監督の言葉。


ナチ隊員を捜しながら、出会う人々によってシャイアンの心は開かれていく。
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ストーリーに派手さはないが、ところどころにちりばめられたユーモアとシュールな映像に、
「ロックスターも普通の人」
という日常性を感じられる。


CS放送でやっていた「Fast Times at Ridgemont High」がHDDに入っている。
若き日のおバカな高校生を演じたショーン・ペンを観るのも楽しみだ。




ストーリー
かつて絶大な人気を誇ったロックのスーパースター、シャイアン。
今はダブリンの豪邸で消防士の妻ジェーンと半隠遁生活を送っていた。
そんなある日、故国アメリカから30年以上も会っていなかった父の危篤を知らせる連絡が届く。
飛ぶのが苦手なシャイアンは船でニューヨークへ向かい、案の定、臨終には間に合わず。
その後、遺品から父がホロコーストの生き残りで、元SS隊員のアロイス・ランゲを生涯追い続けていたことを知る。
シャイアンはわずかな手がかりを頼りに、もはや生きているかも分からないランゲの捜索に乗り出すのだが…。


■ 原題:THIS MUST BE THE PLACE
■ 監督:パオロ・ソレンティーノ
■ 脚本:パオロ・ソレンティーノ
■ 出演:ショーン・ペン(シャイアン)/フランシス・マクドーマンド(ジェーン)/ジャド・ハーシュ(モーデカイ)/イヴ・ヒューソン(メアリー)他
■ 2011年 イタリア/フランス/アイルランド ■ 119min 
■ G
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by oto_ichi | 2012-07-15 20:15 | ヒューマンドラマ
やがて来たる者へ
平和な村に起きた惨劇

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衝撃度★★★★★
映像★★★★
音楽★★★★


登場人物は架空であるが、これは史実であり今でも語り継がれている。

とエンドロールで流れる。
日本ではあまり知られていない悲劇であり、実際私もこの映画を観るまでは知らなかった。
第二次大戦下のイタリア北部の山村。
ドイツ軍に抵抗するパルチザン制圧のため、女性や幼子を含む700~800人の
民間人を処刑した「マルザボットの虐殺」を題材にした映画である。

戦争がもたらす悲劇は
穏やかな山村や、幼い子供達にまでいやおうなしに犠牲にしていく。


1943年 冬。
イタリア北部の穏やかな農村に大家族と暮らす 8歳のマルティーナ。
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生まれたばかりの弟を亡くして以来、口をきかない。
が、母親が再び妊娠し、赤ちゃんを楽しみに待っている。
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ドイツ軍とパルチザンの攻防は日増しに激しくなり、幼いマルティーナには全てが敵に見える。
しかし戦争の影はは、そんなのどかな村にまで忍び寄ってくる。
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マルティーナの冷静な行動と大人っぽさに驚いた。

次第にドイツ軍により平和に暮らす人々の生活は脅かされ
家畜を奪われ、住民は追いつめられていく。
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待ちに待った弟が生まれた日、ドイツ軍はやって来た。

男達は森に隠れ、教会へ非難していた子供、女性、老人達は全て集められ
全員が虐殺される。
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子供を産んだばかりの母親と祖母は家に残るが、弟を残し二人も躊躇無く殺される。

幸運にも命拾いをしたマルティーナは家に戻り、生まれたばかりの弟を連れ出し
隣村の教会へ行き、保護される。

そして、マルティーナが自分の村に戻ってみると
そこには家族はおろか、村人は誰一人残ってはいなかった。


【マルザボットの虐殺】
1944年9月29日未明から10月5日までの8日間、
北イタリアはボローニャ近郊の山村で起きたナチス・ドイツ軍による国内最大の住民虐殺事件。
パルチザン掃討を目的としていたが、犠牲者771名のうち、多くが子供、女性、老人で、
パルチザンは50名ほどであった。
2007年には軍事法廷において時間に関わった元ナチス・トイツ従軍者10名に終身刑が言い渡された。


ストーリー
1943年12月、8歳のマルティーナ(グレタ・ズッケリ・モンタナーリ)はボローニャ近郊の小さな村で暮らしていた。
彼女の家は農家で、両親や祖父母や親せきたちが共に暮らす大家族だった。
マルティーナは、生まれたばかりの弟が自分の腕の中で息を引き取ってから一切口をきかなくなっていたが、
ある日母(マヤ・サンサ)が再び妊娠し……。


■ 原題:L'UOMO CHE VERRA
■ 英題:THE MAN WHO WILL COME
■ 監督、脚本:ジョウルジョ・ティリッティ
■ 出演:グレタ・ズッケーリ・モンタナーリ/アルバ・ロルヴァケル/マヤ・サンサ 他
■ 2009年 イタリア ■ 117min 
■ 映倫:PG12
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by oto_ichi | 2012-06-17 19:46 | ヒューマンドラマ
あしたのパスタはアルデンテ
家族に言えない秘密

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ハートウォーミング度★★★★
ユーモア度★★★★


同性愛ってこんなに大変なことなのか・・・。

大手パスタ会社を経営する実家に生まれた次男坊、トンマーゾ。

兄アントニオの社長就任パーティの為ローマから帰郷したが、トンマーゾは
自分の秘密「僕はゲイだ」を家族の前で発表しようと思っていた。

晩餐の前に、兄へ事前報告するが止められてしまう。
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宴もたけなわ、トンマーゾは決心する。が、その時兄から出た言葉。
「僕はゲイだ」
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って お兄ちゃんもかい!!
しかも先越されたっ!!!

保守的な考えの父(女好き)は、
後を継がせようと思った長男がゲイであることが許せず、勘当してしまう。
そしてそのショックから心筋梗塞を起こして倒れてしまう。


トンマーゾは、作家を夢見ていた。
自分がゲイであることを告白することで親から開放されようと計画していたが、
まんまと兄に先手を取られたのである。

しかし兄アントニオもまた、ずっと秘密を持ち続け親の言うなりの人生から
逃げ出したいと思っていたのだ。


自分もゲイだと言えなくなってしまったトンマーゾ。
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予想通り、残った弟に会社を継がせようと執拗にせまる父。

古い価値観の残る街では、噂はすぐに広まってしまうため
家族は大パニック、世間体を気にする父親は気が気でない。
唯一の理解者はおばあちゃん。


仕方なく嫌々経営について勉強しているトンマーゾの元に
ある日、ローマに残してきた恋人マルコと友達がやってくる。
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両親は大喜びだが、もちろんみんな”おホモ達”
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家族にバレないように、頑張って隠すのだけれども
どうやっても仕草で出ちゃったりするわけで それがまた笑える。
そして何故か字幕がおネエ言葉になるからおもしろい。

その他、登場人物にもそれぞれ込み入った事情や過去がある。
みんなイイ味出してて愛着がわきます。

最初から最後までユーモアたっぷり、笑いどころたっぷりでお届けする
家族の愛と絆を描いたストーリー。

けっして簡単なことではないけれど、
どんなに困難でも、自分の思うとおりの人生を送るのが一番だ。
愛する人と一緒にいられる幸せ。

見終わった後に自分の人生考えちゃうかも。


他人でも家族でも、ある一定の距離を保つのがうまく行くコツですか・・・?



ストーリー:
パスタ会社社長の息子トンマーゾ(リッカルド・スカマルチョ)は、家族には経営学部と偽って文学部を卒業し、小説を執筆していた。さらに大きな秘密を抱える彼は、長兄のアントニオ(アレッサンドロ・プレツィオージ)が新社長に就任する食事会でそのことを告白しようとした矢先、兄が驚がくの秘密を発表。トンマーゾは何も言い出せないまま、兄の代わりに会社の経営を任されてしまい……。


■ 原題:Mine Vaganti
■ 監督、脚本:フェルザン・オズペテク
■ 出演:リッカルド・スカマルチョ/ニコール・グリマウド/アレッサンドロ・プレツィオージ 他
■ 2010年 イタリア ■ 113min 
■ 言語:イタリア語


【受賞】
トライベッカ映画祭審査員特別表彰
イタリア・アカデミー賞助演女優賞/助演男優賞受賞
イタリア・シルバーリボン賞最優秀コメディ賞他5部門受賞
イタリア/ゴールデングローブ賞最優秀作品賞他4部門受賞
イタリア映画祭2011 上映作品
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by oto_ichi | 2012-04-05 20:32 | コメディ


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