ちょっくら       現実逃避してきます。                                                        
by otoichi
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未来を生きる君たちへ
何が正義で何が悪?

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GAP度★★★★
繊細度★★★★
オススメ度★★★★★


邦題から来るイメージとは程遠い映画であった。

原題のHævnenとは、デンマーク語で「復讐」という意味だそうだ。

冒頭、主人公エリアスの父 アントンが在駐するアフリカ難民キャンプ。
”ビック・マン”という極悪非道な男によって 子宮を裂かれた女性が運び込まれるシーンから物語は始まる。

すでに暴力と憎悪の連鎖は始まっているのだ。

主人公は少年二人(左からエリアス、クリスチャン)。
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エリアスは身体も小さく、毎日執拗なイジメにあっている。
ある日病気で母親を亡くしたばかりのクリスチャンが転校してくる。
母を亡くした後の父親の態度に納得のいかないクリスチャンは、次第に父と距離を置いていく。

二人は席が隣同士になったことで友達になり、
それによりクリスチャンもイジメのとばっちりを受けるのであった。
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が翌日、トイレに連れて行かれ更に虐められているエリアスの元へ
クリスチャンが現れ、いじめっ子をボコボコに殴り
のど元にナイフを突きつけ仕返しをする。


ストーリー中、あらゆる形で理不尽な暴力の形が描かれている。
そしてそれはエリアス、クリスチャンの二組の家族が抱える葛藤と問題を通して、
各登場人物の心情を描写している。


物語は前後するが、
アントンはデンマーク帰国中のある日、子供達を連れて出かけた場所で 
よその子供のケンカの仲裁に入り、仲裁した子供の父親に頬を殴られる。
しかしアントンはやり返さない。

それを見ていた子供達に「何故やり返さないんだ?」と問われ、
復讐はキリがないと諭すアントン、しかし自信もアフリカでの体験により葛藤を抱えている。
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ある日、家の物置で大量の火薬を見つけたクリスチャンは、
殴った父親の車を爆破しようと爆弾を作り始める。
その計画に気の乗らないエリアス。
しかし計画は二人で実行され、たまたま通った通行人を助けようとしたエリアスは爆発に巻き込まれてしまう。


その頃 アフリカ滞在中のアントン。
ビッグマンが足を怪我しキャンプに運び込まれて来る。

「なんでこんなやつの治療をするんだ」と周りの声や白い目に対し
「仕事だ」と任務を果たすアントン。

非道極まりない暴力と、ビッグマンの口から幾度となく吐き出される
残酷な言葉に、吐き気をもよおすが
最後はアントンも激怒し、被害にあい憎悪に満ちた地元住民の中へ
動けないビッグマンを置き去りにし、キャンプを後にする。

*  *  *  *  *

友人を殺してしまったと思いこんだクリスチャンは、自殺を図ろうとするが
エリアスの事故を聞いて急きょ帰国したアントンに寸でのところで助けられる。


クリスチャンの抱える心の闇。
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それは、大人が思っているよりも複雑で深いものである。

復讐は周りの人全てを不幸にすること。
連鎖を断ち切ること。
許すことの難しさ。

今を生きる子供達だけならず
現在を生きる大人にもメッセージ性の高い作品だと思う。



ストーリー:
医師アントン(ミカエル・ペルスブラント)は、デンマークとアフリカの難民キャンプを行き来する生活を送っていた。
長男エリアス(マークス・リーゴード)は学校で執拗(しつよう)ないじめを受けていたが、ある日彼のクラスに転校してきたクリスチャン(ヴィリアム・ユンク・ニールセン)に助けられる。母親をガンで亡くしばかりのクリスチャンと、エリアスは親交を深めていくが……。


■ 原題:Hævnen  
■ 英題:IN A BETTER WORLD
■ 監督:スサンネ・ビア
■ 脚本:アナス・トマス・イェンセン
■ 出演:ミカエル・ペルスブラント/トリーヌ・ディルホム/ウルリク・トムセン/ヴィリアム・ユンク・ニールセン 他
■ 2011年 デンマーク/スウェーデン ■ 118min ■ 言語:Dansk(デンマーク語)

【受賞】
第83回アカデミー賞外国語映画賞を受賞
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by oto_ichi | 2012-03-14 19:28 | 社会派ドラマ
メランコリア
地球最期の日、あなたは何を想う?

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神秘度★★★★
映像美★★★★★
音楽★★★★★
不思議度★★★★


私は「地球滅亡」とか「エイリアン襲来」とか「宇宙大戦争」というたぐいの映画はあまり好んでは見ない。
(ETは好き)

でもこの映画は宣伝当初から見たいと思っていた。


冒頭数分間、荘厳な音楽とスローモーションで流れる神秘的、芸術的なプロローグは
まるで美しい写真集を見ているようだった。


わたし的には芸術賞!(露出アンダー大好き)
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青い月明かりの中、真夜中に裸で月光を浴びるジャスティンはものすごく美しい
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カメラワークとセリフだけの映像部分は、なんだか結婚式のホームビデオを見ているような感じで
不思議感があった。
ストーリーもところどころ(ん?なんで?)と思ったので
不思議度★★★★としました。

カテゴリーは判断できず、ダーク・ファンタジーとしました。


物語は、巨大な惑星”メランコリア”が
時速10万kmのスピードで地球に接近し、世界の終末が来るという内容。


時速10万kmって、どの位なんだ??と思うけど
とにかく早い!!(らしい)

あの変な星は何だ?
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と思っている2日後にはもう地球に大接近ですから!!
マジでやう゛ぁいわけ。

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近い近い近い近い!!!

しかも生き残る術は無く、ギリギリで接近回避という学者もいれば
地球滅亡という学者もいて、人里離れてなければ大パニックだと思う・・・

宣伝多いので、ストーリーはwebでチェックした方が早い(出た、放置)けど
チラッとだけ。

物語は二部性になっている。

第一部 ジャスティン(妹)=キルティン・ダンスト

幸せそうなウエディング
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でもジャスティンは躁鬱病の傾向があり、式の最中でも
不安な星を見たり、結婚への不安からか次第に奇行に走り始める・・
それを嫌う、義兄(キーファー・サザーランド)。
妹のためにお金をかけて開いた盛大なパーティを
平気でぶち壊す妹にやりきれない想いの姉クレア(シャルロット・ゲンズブール)。

Sometims I hate you!
(時折、あなたがとても憎いわ!)

クレアがジャスティンにぶつける言葉である。
他人なら縁も切れるが、家族であるがゆえにどうにもならない感情が
ストレートに出ていると思った。


結局、結婚は破談になりジャスティンは姉クレアの介護が必要なまでになってしまう。
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が、ジャスティンは本能なのか能力なのか地球の終焉を確信している。

ジャスティン病む↓
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バックには空からボトボトと鳥が落ちて来ております。


惑星接近で電気系統がおかしくなる↓
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第二部 クレア(姉)

妹とは対照的に、惑星接近に神経質なまでに恐れを感じるクレア。
夫の言葉でも安心出来ずにいる。
しかし迎える最期を支えたのは妹だった。



部屋の内装や、景色も美しく、屋敷として撮影された外部はスウェーデンのTjoloholm城だそうです。
最初から最後まで、絵、音楽、ストーリーに大満足でした。


見るならば やはりシアターの大画面をオススメします。
もう一回見てもいいなぁ。

(新宿武蔵野館はちょっとスクリーンが小さいので、シネコンが良いかと・・・)



ストーリー:
巨大惑星メランコリアが地球に接近する中、ジャスティン(キルステン・ダンスト)は盛大な披露宴を催す。姉クレア(シャルロット・ゲンズブール)の夫(キーファー・サザーランド)が所有する豪勢な屋敷での宴は盛況だったが、花嫁のジャスティンはどこか空虚な表情だった。披露宴を取り仕切った姉夫婦はそんな妹を気遣うが……。


■ 原題:MELANCHOLIA
■ 監督、脚本:ラース・フォン・トリアー
■ 出演:キルティン・ダンスト/シャルロット・ゲンズブール/キーファー・サザーランド/ウド・キア 他
■ 2011年 デンマーク/スウェーデン/フランス/ドイツ/イタリア ■ 135min ■ 言語:English

【受賞】
第62回 カンヌ国際映画祭主演女優賞受賞(キルティン・ダンスト)
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by oto_ichi | 2012-03-12 19:47 | ダークファンタジー
隣人

穏やかな雪国 北欧ノルウェーで2005年公開のこの映画。

これは恐い・・・恐かった。

いや、だってコレ見て。
ポスターからして恐いですから。。

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サイコ度 ★★★★★
映像美  ★

ジャパン・プレミアってことは近日公開予定?
(※ジャパンプレミアって日本初公開って意味で公開予定というわけではないそうです)

しかし日本ではR18も危ぶまれ、本国ノルウェーでも17年ぶりにR指定を受けたという、この内容。
うなづけます。。

概要は、平凡?なサラリーマンらしき男性が隣の美人姉妹に誘惑されて
そしたら大変な事になっちゃうっていう 「美人に注意!」なサイコ・スリラー。

主人公ヨーンさん(右)、妹に誘惑されるの図↓
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そして いったい何部屋あるんですか?ってくらい広いアパートメント。
それだけでも恐いわ。

ちょっと最初は(なぬ?え?なにが?)って意味が理解出来なかったんだけど
後々 ほほぉ~という展開に。(全く伝わらないと思います、すいません)

いきなり綺麗な女性に「隣に住んでるんだけど、重いもの運んでもらえます?」って言われたら
それは男子なら行っちゃうかもしれないですわね。
でもこの美人が「どうせやる事ないでしょ」とか言っちゃって、高飛車なところで考え直した方がいいと思うよ。

一回痛い目にあっても(おいおい!また行くんかい!)って
3回くらいお部屋に行っては都度閉じ込められて恐い思いするヨーンさん。

でも妹のお部屋(汚ギャル?)ってくらいグチャグチャですから。

ひやぁ~・・恐っ・・・って思いながら見てた中盤、
知ってるオジサマ俳優登場!(ほら、私 名前覚えられないから)

まるで、迷子になった知らない土地で 偶然にも知り合いじゃないけど商店街のオジサンがいて
すごいホッとしちゃった感じの安心感を覚えてしまった。。(でもこの人も恐い人だった)
そしてちょっと若かった。

それがこのオジサマ ミカエル・ニクヴィスト、スウェーデンの俳優さん。
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今話題の「ドラゴンタトゥーの女」、原作 スウェーデン版ミレニアム 3部作で主役のライターやってたから覚えてた。

ちなみにアメリカ版は見てないけど、絶対スウェーデン版の方が恐いと思っている。。
ミレニアム3部作あったけど、第1部があまりに恐くて続き見るの止めたもんね。
見る機会があったらアメリカ版も見てみます。
このオジサマ、「北京から来た男」にも出てました。有名なんだろうな。

本題の作品のストーリーは意外な結末なんだけども、
恐いながらも最後はヨーンさんの繊細さにちょっと同情してしまいました。
そしてあの姉妹はいったい誰なんだ・・・

興味があったら見てみてください。
ドアベルが恐くなるよ・・・

(ノーザンライツフェスティバル2012 にて)



ストーリー:
恋人にフラれて傷心中のヨーンは、ある日“隣人”だという女性アンネに、部屋の家具を動かしてほしいと頼まれる。部屋に行くと、彼女の妹だというキムがおり、2人は別れ話の一部始終を壁越しに聞いていたという。まるで自分を試すかのように、傷口に塩を塗るようなことを容赦なく言ってくる謎の姉妹。それを機に、ヨーンの日常は少しずつ歪み始める……。

■ 原題:Naboer/英題:Next Door
■ 監督:ポール・シュレットアウネ(Pål Sletaune)
■ 出演:クリストファー・ヨーネル/セシリー・A・モスリ/ジュリア・シャハト/ミカエル・ニクヴィスト
■ 2005年 ノルウェー/デンマーク/スウェーデン ■ 75min ■ 言語:Norwegian
【受賞】 2005年アマンダ賞最優秀主演男優賞
(ジャパンプレミア)
未成年者の観覧に適さない暴力的・性的な描写があります。

詳しくはこちらをクリック
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by oto_ichi | 2012-02-12 21:36 | サイコ・スリラー


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