ちょっくら       現実逃避してきます。                                                        
by otoichi
タグ:フランス ( 26 ) タグの人気記事
スカイラブ

食べて笑って、下ネタ満載大家族
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ストーリー★★★★
映像★★★★


フレンチニューウェーブ最後の1本で見たこの作品
順番的には大成功でした

1979年のブルターニュ地方を舞台にしたおもしろおかしな大家族
さえないメガネっ娘のアルベルティーヌの視点を通して
子供時代の思い出を陽気な親戚家族と共にヴァカンスを過ごしたある夏のストーリー
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どにでもいそうな変な親戚やおませな子供たちがかわいらしい
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子供がいる前でも大人同士の下ネタ満載
フランスってすごい

みんな食べるわ飲むわ喋るわで、見ていて圧倒されながらも飽きさせない
お腹のすいちゃうストーリー展開

夏、アルベルティーヌは11 歳(写真左)
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ブルターニュ地方に住む父方のおばあさんの誕生日を祝いに向かう
いきなりのホットパンツ!
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家族みんなで庭に出て昼食
いいなぁ 楽しそう!
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おばあちゃんのお誕生日に駆け付けた親戚一同、登場人物が多くて覚えられない
11歳のアルベルティーヌが父の友人の息子にちょっぴりドキドキしたり
17歳のいとこはいきがって、カッコつけたりしているのが微笑ましい

子供たちだけでディスコパーティに行ったり
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家族みんなで海水浴に行ったり
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ヌーディストビーチで知り合いにあって
「下の毛がボーボーだったな!」って話題で盛り上がる
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70年代のファッションや車、生活なんかも垣間見れる
楽しい一本です

私のフランス語の先生は、ノルマンディー出身ですが
今度お兄さんのお誕生日に一度帰るんだとか
家族で庭でパーティーなんだそうで、こういう感じかなぁ
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■ 原題LE SKYLAB
■ 監督:ジュリー・デルビー
■ 出演:ジュリー・デルビー/ルーアルヴァレス/ベルナデット・ラフォン 他たくさん
■ 2011年 フランス
■ 言語:フランス語 
■ 113min 
■ 渋谷シアター・イメージフォーラム
(フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ)


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by oto_ichi | 2013-05-20 19:55 | コメディ
グッバイ・ファーストラブ

フランス若者恋愛事情


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ストーリー★★★
映像★★★★
衣装★★★★



ミア・ハンセン=ラヴ監督が、自らの体験をモチーフに
10代少女のホロ苦い初恋を瑞々しく綴った青春ドラマ

15歳の夏、カミーユは17歳のシュリヴァンと情熱的な初恋を経験する
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しかし夏の終わり、シュリヴァンは友人とともに南米へと旅立ち、
カミーユの初恋も終わりを迎える
それから数年後、失恋の痛みとともに大人へと成長したカミーユは、年上の男性と恋に落ちる
やがて新しい人生を歩み始めた矢先、かつての恋人シュリヴァンと思いがけない再会を果たす
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久々の更新でございます。。
GW前に観たんですがさぼってました あんまりおもしろくなかったから...
長いので途中飽きちゃった

15歳にしてこんなに真剣な恋愛するんだなぁ
愛してる とか言っちゃうんだ~

カミーユは「わたしだけを見て」タイプのちょっとめんどくさい女の子
男の子同士で遊ぶのもたのしいシュリヴァンにとってはたまに鬱陶しい
すぐメソメソ泣く女 きらい

シュリヴァンは旅行中かみーゆにせっせと手紙を書くがそれも
そのうちとぎれとぎれになり、しまいには「別れてくれ」
でたー
ありがちな流れ

大失恋をしたカミーユも大学へ行き、また一つ大人の階段を上る
そこで出会ったのが「大人の男」、教授
ありなんですね

傷ついた心も癒され、平穏だった毎日
ある日またシュリヴァンと再会し、彼女の心は揺れ動く


別離、喪失、出会い、選択
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フランス恋愛事情を監督の経験をもとに描いた作品
等身大なんだろうなぁ

若い二人が南仏に旅行に行くシーンの田舎の景色は素敵
カミーユの、普通にノーブラすけすけにドキドキしながら
かわいいワインピースドレスも要チェックです

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フランス行きたいわ~



■ 原題:UN AMOUR DE JEUNESSE(GOODBYE FIRST LOVE)
■ 監督:ミア・ハンセン=ラヴ
■ 出演:ローラ・クレトン(カミーユ)/セバスティアン・ウルツエンドウスキ(シュリヴァン)他
■ 2010年 フランス
■ 言語:フランス語 
■ 110min 
■ 渋谷シアター・イメージフォーラム
(フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ)


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by oto_ichi | 2013-05-16 20:24 | 青春
ベルヴィルトーキョー
どこまでホント?どこからウソ?

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ストーリー★★★
映像★★★


恋人同士、同棲中のマリーとジュリアン
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ある日ジュリアンからの浮気の告白
「今までずっと嘘をついていた
君のことは愛している
でも恋してないんだ」

ショックを受けるマリー
でも彼女のお腹にはすでに赤ちゃんが...

子供の父親になることをなかなか受け入れられないジュリアン
一度は戻って来るものの、仕事で東京に出張とウソをつき2週間他の女の元へ

いないはずの彼をパリのカフェで見かけるマリー
不安と戸惑いの中で歩くパリの風景がどことなく寂しい

妊娠して不安定な時期を独りで過ごさなければいけなかった
監督の実体験をもとに描かれたどこか切ないラブストーリー
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* * * * *

3月下旬から6週間限定ロードーショー
フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ 3本」の一本を観てきました

あー久々に映画観たー やっぱ劇場はいいですね

映画自体は、うーん あんまり好きじゃない すいません...
彼氏のジュリアンがダメ男 ちょーウソつき
もうダメダメ加減が笑えるくらい全然ダメ

でもそんなどうしようもないジュリアンを切れないマリー
観ていると痛々しくて

悩んでいるうちにお腹はどんどん大きくなる

東京行きの嘘がばれて開き直るジュリアン
ケンカしながら一緒に友達の家に行って「余計なこと言うなよ」とクギを差すジュリアンに
マリーが一言

トウキョウ!

笑えた



■ 原題:BELLEVILLE-TOKYO
■ 監督:エリーズ・ジラール
■ 出演:ヴァレリー・ドンゼッリ(マリー)/ジェレミー・エルカイム(ジュリアン)他
■ 2011年 フランス
■ 言語:フランス語 
■ 75min 
■ 渋谷シアター・イメージフォーラム
(フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ)


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by oto_ichi | 2013-04-15 19:50 | ロマンス
はちみつ色のユン

肌の色って?家族って?
そして、ぼくは誰?


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映像★★★★★


1960年代から70年代、朝鮮戦争後の韓国
親を失った20万人の孤児たちは国際養子としてヨーロッパへ養子に出されていた

戦争で親を失ったり、私生児を嫌うという風習から捨てたれた子供たちである
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アジアからヨーロッパ
顔だちも、髪の色、瞳の色もまったく違う家族の元へ子供たちは養子に出されていった


推定5歳
肌の色:はちみつ色


ベルギーの一家に引き取られたユン
その家はすでに4人の子供がいたが、父と母はユンを我が子と同じように育てる
外見の全く違う兄妹たちもユンを可愛がってくれる
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ユンは戸惑いながらも
お腹いっぱい食べられる
温かい布団で寝られる
おもちゃがある

そんな幸せを生れて初めて味わい
次第に母国語を忘れフランス語を覚えていった
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しかし、生母への慕情は消えることはなく
幻影を絵に描くことによって才能を開花させていく
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そして、家族は新たな韓国からの女の子ヴァレリーを迎え入れる 
今でも自分の居場所を探し、母の愛が欲しい
それなのに幼いヴァレリーは母を独り占めしてしまう
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思春期に差し掛かったことをきっかけに
ユンは自分のアイデンティティを探し求め始める
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* * * * *


毎週「テレビでフランス語」という番組を見ていたら紹介された一本
ちょうど下北でやってたので観てきた

シアターはミニのミニで学校の視聴覚室みたいなところ
でもそんなマイナーな感じがけっこう好き
お客さんは私含め7人だった
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当時養子に出された子供たちは今、30代から50代
自分はいったい誰なのか?

監督はこう語る
僕は半分アジア人でヨーロッパ人
どこへ行っても外国に来たような気がする
ヨーロッパではアジア人に見られ、韓国では韓国人なのか?と

アイデンティティの喪失によって精神を病んでしまったり
自暴自棄になってしまった人も多いという


長い間、自分を捨てた国に怒りの感情を持っていた
韓国人であることを否定したくて
日本人になりたいとさえ思った
(インタビュー記事より)



重いテーマではあるが、アニメーション、8mmフィルム、現代
3種類の映像が組み合わさっており
暗い時代背景などは緩和され
最後は心温かくなるドキュメンタリー
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映画館に飾られていた絵コンテ
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番組インタビューでは素敵な言葉があったので
それは写真ブログの方で今度紹介したいと思います

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■ 原題:Couleur de peau:Miel
■ 監督:ユング・エナン/ローラン・ボワロー
■ 2012年 フランス/ベルギー/韓国/スイス
■ 言語:フランス語 
■ 75min 
■ 下北沢Tollywoodにて鑑賞

【受賞】
・36回 アヌシー国際アニメーションフェスティバル 観客賞&ユニセフ賞


  
※映画賞概要はコチラ


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by oto_ichi | 2013-02-25 19:51 | ドキュメンタリー
シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~



いろいろあるけど人生は三ツ星


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コメディ★★★★★
映像★★★★
ストーリー★★★★★
学習効果★★★★
食欲★★★



三ツ星を掲げるパリ有数の超高級フレンチレストラン “カルゴ・ラガルド”
ジャン・レノ扮するシェフのアレクサンドルは20年間三ツ星を守り続けていた
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がしかし、伝統にこだわりあまり冒険しない彼は
次回、春の新作メニューで成功しなければ クビになってしまうというピンチに立たされる

それなのに 最近はスランプで新しいレシピがまったく浮かばない
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レストランの若手社長からは
伝統料理をゆっくり作れる田舎のレストランを進められる始末

行き詰まっていたアレクサンドルの元に、天才的な才能を持つ人物が現れる
いわゆる「絶対舌感」を持つジャッキー・ボノだった


味見はもちろん、匂いを嗅いだだけで材料をピタリと当てるジャッキー
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彼は腕はいいが自分のレシピへの情熱とこだわりが強すぎて
お客様の食べ方に文句を付けたり、厨房でも生意気で数々のレストランをクビになっていた

妊娠中の恋人ベアトリスはそんな不安定なジャッキーに腹を立て
「君とベベ(赤ちゃん)のためなら何でもするよ」という恋人に
老人施設のペンキ塗りの仕事を紹介する
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仕方なくペンキを塗るジャッキーだったが、そこでも施設の厨房が気になって仕方ない
働く素人料理人に文句を付け指示を出し、生まれ変わった施設の料理は老人たちの間でもたちまち人気に

施設に入居していたカルゴ・ラガルド のオーナーはジャッキーが作ったスープを
たまたま施設を訪れていたアレクサンドルに試食させる

それは1997年に彼本人が作ったレシピそのものだった
驚いたアレクサンドルはジャッキーをアシスタントにスカウトする
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三ツ星★★★死守のため
ここからジャッキーとアレクサンドル、そして仲間たちのちょっとドタバタな
新作メニュー作りが始まるのだった
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ずっと狙っていた映画をやっと観てきました
ズバリ!
笑える!!!

普通の「この映画いいよ」のおもしろさではなく コメディタッチではなく
「笑い」が盛り沢山

フランス映画でこんなに笑ったのはけっこう初めてかも

フランス語も聞き取りやすく学習効果も高かった
DVD買っちゃうかも候補ですね

バラエティに富んだ周りの変わり者や
貫録を増したジャン・レノ、天才シェフのミカエル・ユーンのコンビが最高


高級そうすぎて Ca a l'air bon !!(美味しそう!!) とはならなかったけど
いっちばん笑ったシーンは





ナイショ


いやー、実際★を守っていくのって大変なんだろうなぁ

ジャッキーのスニーカーが可愛いからチェックしてみて



Bon Áppétit!!
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■ 原題:COMME UN CHEF
■ 監督:ダニエル・コーエン
■ 出演:ジャン・レノ(アレクサンドル・ラガルド)/ミカエル・ユーン(ジャッキー・ボノ)/ラファエル・アゴゲ(ベアトリス) 他
■ 2012年 フランス
■言語:フランス語 
■ 84min 
■ 銀座テアトルシマナにて



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by oto_ichi | 2013-01-25 19:47 | コメディ
チキンとプラム~あるバイオリン弾き 最後の夢~

死を決意した男の8日間

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ファンタジー★★★★★
ストーリー★★★
コメディ★★★
映像★★★★


1950年代 テヘラン
天才音楽家、ナセル・アリは20年間世界的バイオリニストとして活躍してきた

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しかし、家庭を顧みないことで激怒した妻にバイオリンを壊されてしまう
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同じ音色を奏でるバイオリンは見つからない
もう演奏は出来ないと悟ったナセル・アリは死を決意する

そして、死の床につくまでの最期の8日間で振り返った彼の人生が
叙情的、ファンタスティックに描き出されていく

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愛のない結婚

世界中を飛び回った演奏旅行

師匠から「テクニックはあるが空っぽな音」と言われた修業時代

しかし若き無名時代に出会った美しき女性イラーヌとの恋が
空っぽな音に息吹を吹き込んだのだった

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と、宣伝や文章を読むとロマンチックな匂いがぷんぷんするが
内容はけっこうシュール、奇想天外、コミカル



叶わない恋に傷心しながらも気の進まない親の進める結婚をし
子育てに追われる妻ファランギーズからは毎日怒鳴られる

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しかし彼は言う

君は芸術家と結婚したんだ


うーむ・・・

ナセル・アリは自己中心的で我が儘な性格
最初から結婚には不向きだ

それを承知で彼の帰りを一途に待ち結婚した妻
しかし喧嘩となるとフランス女性というのは強そうだ


孫を連れ、思秋期を迎えたイラーヌと 街中で偶然すれ違うナセル・アリ

どこかでお会いしませんでしたか?

いいえ、まったく覚えていません


しかしイラーヌもまたナセル・アリを忘れたことはなかった
気づかれることなくイラーヌは一人涙を流すラストは切ない



ちなみにナセル・アリの母親役イザベル・ロッセリーニ(写真中央)
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父親が映画監督ロベルト・ロッセリーニ、
母親があのイングリッド・バーグマン↓
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イザベラ・ロッセリーニ(過去)↓
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お母さんに似てますねー美人ですねー
美人は3日で飽きるというけど写真見てるだけじゃ飽きないですねー
ちなみに私は知的美人バーグマン派で!

バーグマンはスウェーデン、イザベルはやっぱり+イタリアって感じですかね

他の映画でもそうだけど
オリエンタルな国の女性というのもとても神秘的で魅力的
一目惚れしても仕方ないですね

北欧、東欧は美人の宝石箱やー!

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それに比べるとアジア人てやっぱり不利じゃない?・・・(¬3¬)
ミスユニバース日本代表とかも個人的には それほどでもなくない?という感じがする
日本は日本的な和美人で勝負出来ないもんなんでしょうかね、やっぱ世界レベルになると


あ、こんな感じで終わらせるはずじゃなかったのに!
ブスユニバースとかないといいな



■ 原題:POULET AUX PRUNES(CHICKEN WITH PLUMS)
■ 監督:マルジャン・サトラピ
■ 出演:マチュー・アマルリック(ナセル・アリ)/エドゥアール・ベール(アズラエル)/マリカ・デ・メディロス(ファランギーズ)/
ゴルシフテ・ファラハニ(イラーヌ)/イザベラ・ロッセリーニ(パルヴィーン)他
■ 2012年 フランス/ドイツ/ベルギー
■言語:フランス語 
■ 92min 
■ 映倫:PG12
■ ヒューマントラストシネマ有楽町にて


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by oto_ichi | 2012-12-05 19:37 | ファンタジー
白夜


70年代パリ 
恋なのか,愛なのか 
たった四夜の物語


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ロマンス★★★★★
不思議★★★★★
映像★★★★
衣装★★★★★
学習効果★★★★


あー、日本では考えられないような恋愛模様でした・・・
愛に生きる国  
フランス 万歳


時代が時代というのもあって、ところどころ ん?と思うところはあったけど
全体的にしっとりした映画

今回、映像はデジタルでなく35mmフィルムということでとても素敵
70年代の美しいパリ
マルトのモダンかつクラシカルな可愛らしい装い
街にあふれる恋人たち
音楽


セリフはセンテンスが短く、淡々と発せられるフランス語は
大変聞き取りやすかった
ということで学習効果★4つとしました


ところが2つ程離れた席で男性一人
けっこうな頻度で フフフ ククク・・・と笑う場面じゃないところで笑う
少々耳障り 他行っとくれ

まぁつっこみどころは多々あるが、みんな静かに観てるんだから
考えろ ボケー


さて、ストーリー

ドフトエフスキーの小説を元に舞台をパリに移し
セーヌ河畔とボンヌフを背景に若き二人の男女が出会う

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la premième nuit
(第一夜)

画家のジャックはある晩、ボンヌフで思い詰めた表情のマルトを見かける
彼女はセーヌ川に身投げしようとしていた
それを止めたジャック

手を貸して 送ってあげる

今出会ったばかりの二人
手を繋いでまるで恋人同士のように夜のパリを歩く 

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へぇ~へぇ~ さすがスキンシップ大好きフランス人
挨拶でビズするだけのことはある
 
しかもマルトは自分のアパルトマンの前まで送ってもらうんだから
変な人だったら危ないぞ

別れ際ジャックは言う

明日の○○時に○○の銅像の下にいる
何があっても待ってるから



la deuxième nuit
(第二夜)

翌晩、お互いの素性を語り合う二人


ジャックは孤独で少々変わり者

僕はすぐに恋に落ちるんだ

描くのに理想的な美しい女性を見かけては一瞬にして恋に落ち
その出会いを妄想してはテープレコーダーに吹き込む毎日

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美しい女性を見つけ、露骨にじぃ~~~っと見つめ、周りをウロウロしたりして
少々不気味・・・



一方マルト
一年前恋した男性に
結婚できる身分になったら一年後に同じ場所同じ時間に会おう と言われ
彼は海外へ留学した

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そして今がちょうどその一年後
連絡が来ないことにマルトは絶望し、セーヌに身を投げようとしていたのである


恋に落ちた といっても
母と同居しているアパルトマンに下宿していた男で
顔もよく知らずに生活し、最初のデートの誘いを断ったと思ったら
私をこの家から連れ出して
そしてキス+α


ええええーーーー
それはありなんですか・・・?


マルトに即落ちしてしまったジャックは、彼女への熱い気持ちを抱きながらも
その元下宿人と会えるように尽くす
ジャックはマルトの手紙を男の友達に届けたり、返事を聞きに行ったり献身する

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la troisième nuit
(第三夜)

待ち人来たらずのマルト 
がっかりしながら一言

もうどうでもいいの

かと思えば 泣き始め

この涙はあなたのせいよ
私が結婚しても私たち兄妹よ


意味がわかんない

そんなマルトも少しずつジャックに惹かれ始めていた
しかし、ジャックは でも彼のことを愛してるでしょ とすねてしまい
別れを切り出す

君が愛の話しなんかするからいけないんだ

はて、現代のフランス男子もこんなこと言うんだろうか?
自分は愛について語ったことなんて今までの人生であるだろうか??



la quatrième nuit
(運命の第四夜)

男を諦め、ジャックとの愛を深めていこうと決めたマルトの目の前に
キターーー!

あの下宿人
たいしてかっこよくもない男である

あれだれ?
彼よ 



するとマルトは彼の元に駆け寄りキス
それを見つめるジャック

そしてジャックの元ににマルトは駆け戻りキス
それを見つめる男

え?えええ?
ちょっと?

アメリカ映画だったら間違いなく殴り合いの喧嘩である


そしてマルトは男の元へ再び戻り
振り返ることなくジャックの元を去っていった

ジャックは部屋に戻り再びテープレコーダーに向き合い
マルトが自分の元へ返る妄想を吹き込みながら
ベッドに横になり 四日間の恋物語は終わる



しかしお互い最初から最後まで vous で呼び合っていたので、まだ微妙な距離感だったのが伺える
*親しい人はTu(君) 初対面や目上の人はVous(あなた)


原題 Quatre Nuits d'un Réveur を英語にすると 
Four Nights of Dreamer (夢想家の四夜)

まさに夢だったと思うしかない



最後に
実生活で使ってみたい
使えそうでたぶん使えないセリフ行ってみよう

私がなんであなたを好きかわかる?
私に恋してないからよ

Vous savez pourquoi je vous aime?
Parce que vous ne m'aimez pas.




あらー
なんか男心をくすぐりそうな感じ(〃 ̄m ̄)
しかし、かなり恋愛上級テクであることまちがいない




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■ 原題:Quatre Nuits d'un Réveur 
■ 監督、脚本:ロベール・ブレッソン
■ 原作:ドフトエフスキー
■ 出演:ギョーム・デ・フォレ(ジャック)/イザベル・ヴァンガルテン(マルト)他
■ 1978年 フランス
■ フランス語 
■ 83min 
■ユーロスペースにてリバイバル 35mm film上映




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by oto_ichi | 2012-11-17 19:51 | ロマンス
プチ・ニコラ

まさにドタバタキッズコメディ

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ユーモア度★★★★★
ハートウォーミング★★★★★
ドタバタ度★★★★★
映像★★★★★



フランスで長く愛され続ける国民的人気絵本を映画化。
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古き良き60年代のフランスを舞台に、元気でやんちゃなニコラと優しい両親、個性的な仲間が繰り広げるハートフルコメディ。

ニコラは毎日を楽しくすごく男の子。
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ある日、クラスメイトに弟が出来た。
彼は生まれた弟の文句を言い、その日から姿を消してしまう。
仲間達は弟が出来たために友達は森に捨てられたのだと噂し始める。

その日、両親の会話から自分にも弟が出来たと思ったニコラは翌朝すぐに
「たいへ~~~~~ん!!弟が出来た!!!」
と仲間に報告。

森に捨てられないように、ニコラと仲間達は作戦を考える。
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子供達だけじゃなく、大人達のエピソードもとっても愉快。
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ニコラのクラスメイトはバラエティに富んでいる。
食いしん坊、優等生、お金持ちのボン、おちこぼれ
キャラクターは勢揃い。
男の子だけのまさに「ちびまる子ちゃん」である。
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多分小学校3年生くらいの設定だとは思うけど、子供の考えることはおもしろい。

結局、消えた友達は風疹で休んでいただけで「僕の弟かわいいでしょ♪」と笑顔で戻ってくるのだが、
そこに行くまでのエピソードがかわいいやら、おもしろいやらで90分はまず飽きない。
レトロな色合いと映像が好きな私にはとても楽しめた。

子供向けだとは思うけど、大人も楽しめるストーリー。
60年代のフランスと言うこともあって、背景や家の内装、服装もノスタルジック。

みんなこんなに可愛いのに、大人になるとなんで あぁムッさくなるんでしょう・・・
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ニコラは今、60歳くらいのおっさんだろうか?



※CS放送にて鑑賞


■ 原題:LE PETIT NICOLAS
■ 監督:ローラン・ティラール
■ 脚本:ローラン・ティラール/グレゴワール・ヴィニュロン
■ 出演:マキシム・ゴダール(ニコラ)/ヴァレリー・ルメルシェ(ママ)/カド・メラッド(パパ)/サンドリーヌ・キベルラン 他
■ 2009年 フランス ■ 91min 
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by oto_ichi | 2012-09-25 19:53 | コメディ
最強のふたり

スラムの黒人青年と大富豪、二人の友情物語

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ユーモア度★★★★★
ハートウォーミング★★★★★




パラグライダー事故で首から下が麻痺の大富豪フィリップ。
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ある日、介護人の面接で黒人青年ドリスに出会う。

ドリスは、不採用証明で出る失業手当目当てに面接に来ただけで、採用される気などまったくないのだ。
他人からの同情や偽善者達にうんざりしていたフィリップは、ドリスを気に入り採用する。

ドリスは初日からフィリップの秘書をくどいたり、下の世話等に大クレーム。
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全く違う世界で生きてきた二人だったが、徐々にお互いを理解し受入れ初め
日々単調だったフィリップの毎日は、お気楽ドリスとのユーモアに富んだ会話と
彼の粗野で気を使わない態度に本来の生きる喜びを覚え始める。
今まで捨てていた風俗のチラシもドリスが「風俗ファイル」を作って利用。
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一方ドリスの生活は、スラムで暮らす家族を気遣いながらも 高級スーツや、ふかふかのベッド 等、
これまた嬉し楽しい毎日となる。
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そして二人は次第に固い絆で結ばれていく。
最後はドリスの気を利かせたサプライズが待っている。


実話が生んだストーリーだが、貧富の差や失業問題など社会的な要素もちりばめられている気がする。

最後に、本人達の映像がチラッと写るがドリスはヒスパニック系か、ラテン系の様にも見えた。
ヒスパニック系の人は情に厚いと聞いたことがある。

家族への思いやフィリップの世話、辞めた後も元へかけつけただろうことを考えると、
やはりドリス(本名アブデル)の偽善ではない純粋な人間性が伺える。

日本ではなかなか生まれ得ない物語だろう。

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※本作のモデルとなったフィリップ(右)とアブデル(左)



■ 原題:INTOUCHABLES
■ 監督:エリック・トレダノ
■ 脚本:エリック・トレダノ/オリヴィエ・ナカシュ
■ 出演:フランソワ・クリュゼ(フィリップ)/オマール・シー(ドリス)/アンヌ・ル・ニ/オドレイ・フルーロ 他
■ 2011年 フランス ■ 113min 
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by oto_ichi | 2012-09-19 19:54 | ヒューマンドラマ
屋根裏部屋のマリアたち
ご主人様、本当の幸せを教えてさしあげます。

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ユーモア★★★★★
キャラ★★★★


おもしろかった。
「いい人」というのはこういう人なのでしょうかね。

1960年代のフランス、パリ。
ブルジョワのジャン=ルイは妻と二人暮らしで、家事はいっさいメイドまかせ。


長年努めたフランス人メイドは、ジャン=ルイの亡くなった母を慕い、妻サンドリーヌとはそりが合わない。
ある日、義母の遺品を整理しようとした妻と衝突しメイドは出て行ってしまう。

翌日から家は荒れ放題。
サンドリーヌは新しいメイドを探すことを友人に話すと

「今はスペイン人のメイドが流行よ。彼女たちはとても良く働くし、日曜日にミサに行ければ文句は言わないわ。
それに比べてフランス人のメイドはどう?週末は働かないじゃない」


うーむ・・・

そして採用したのが、叔母を訪ねてスペインからフランスへやって来たマリア。
若く気だても良く働き者。


仕事初日、すごい状態の家を一日で片づけねばならず
マリアは同じアパルトマンの6階に済む個性豊かなメイド達に手伝ってもらう。

彼女たちは快諾し、早速ラジオを付けてさっさと家を片づけていく。
重労働にもかかわらず、彼女たちはとても楽しそうに歌を歌いながら働いている。

嫌な仕事でも音楽があったら、ぜんぜん楽しいモノになるのになぁ と
私も毎日職場で思っている。

メイド達はさまざまな事情をかかえて異国へ働きに来ているが、みんなそれはそれは陽気で楽しげだ。
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新しいメイド、マリアに試験としてジャン=ルイはこだわりの「ゆで卵」を作らせる。
時間はきっちり3分半。

前任のメイドは何度いっても茹ですぎの固ゆでタマゴ。
いっぽうマリアはきっちり3分半でとろりとしたジャン=ルイ好みの完璧な茹でタマゴを作るのであった。

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はい、採用。

マリアと少しずつ親しくなっていくジャン=ルイ。
同じ建物に住んでいるのに、一方は豪華な部屋、一方はトイレが詰まり 狭く不便な共同生活。
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ジャン=ルイは次第にスペイン人メイド達に魅了され、彼女たちの助けをするようになり
そしてマリアに惹かれ初め、同時に今までの堅苦しい人生を見つめ直していく。


初めから終わりまでウイットに飛んだ楽しい映画だった。
好きな映画の一本に加えたい。

是非、おすすめ。




■ 原題:Les Femmes Du 6éme Étage
■ 監督:フィリップ・ル・ゲ
■ 脚本:フィリップ・ル・ゲ/ジェローム・トネール
■ 出演:ファブリス・ルキーニ(ジャン=ルイ)/サンドリーヌ・キベルラン(ジョザンヌ)/ナタリア・ベルベケ(マリア)/カルメン・マウラ(コンセプシオン) 他
■ 2011年 フランス ■ 106min 

【受賞】
・2010年 セザール賞 助演女優賞(カルメン・マウラ)

  
※映画賞概要はコチラ
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by oto_ichi | 2012-08-12 19:11 | コメディ


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